スクラッチの日本語化の方法

◆スクラッチについて

まず、スクラッチについて簡単に説明します。
プログラミングと聞くと、なんかむずかしそうと思うかもしれませんが、
スクラッチは、小学生でも楽しめるプログラミングで、
ブロックを並べるだけで、かんたんにプログラミングができちゃいます!

こんな感じ。かんたんでしょ。


前置きは、このぐらいで十分。

さっそくプログラミングの方法を見てみましょう。
スクラッチでプログラムをつくる方法は、2つあります。

【オンランで作成】
インターネットのスクラッチのページ上でプログラムをつくる。
この場合、作ったプログラムは自分のパソコンにダウンロードして保存します。
   
【オフラインで作成】
スクラッチのページから、プログラムをダウンロードして自分のパソコンにインストールしてプログラムをつくる。
この場合、自分のパソコンにスクラッチのソフトがインストールされているため、インターネットにつながなくても使うことができます。

以上の2種類です。
どちらも、画面上の見た目も、出来ることもほぼ同じなので、使うパソコンやインターネットの接続状況にあわせ、選んでください。

◆1つ目の方法

インターネット上での使い方です。

まず、スクラッチのサイトを開きます。
アドレスはこちら  →  https://scratch.mit.edu/

開くと、下のようなホーム画面が表示されますので、図1-1の赤丸の「作る」をクリックしてください。

図1-1


クリックすると、下のような画面になると思います。
この画面で、プログラムを作成していきます。

図1-2



◆2つ目の方法

プログラムをダウンロードして自分のパソコンにインストールする使い方です。

先ほど開いたスクラッチのサイトの、一番下の図1-3の赤丸のオフラインエディターから
ダウンロードできます。

図1-3


インストールして、スクラッチオフラインエディターを立ち上げると下のような画面が開きます。
先ほどの、インターネット版と、ほぼ同じです。

図1-4



◆スクラッチ 日本語化

もし、日本語ではなく、英語などで表示されている場合は、図1-5の赤丸をクリックし、
日本語を選ぶと、全部日本語に変わります。

① 一番左の地球みたいなマークをクリック
② ことば一覧が表示される
③ 日本語は最初の表示より下のほうにあるので、下の▼にマウスポインタを合わせ下にスクロール
④ 日本語が出てきたらクリック
これで、全部日本語になります。


図1-5



◆画面の簡単な説明

まず、使う前に、表示されている内容のかんたんな説明します。

図1-6


① 左側の地球儀のようなマークで、ことばを変えます。表示がすべて英語になってしまってる
   などの時は、ここで日本語に変えてください。
   その、右となりの「ファイル▼」でファイルを開いたり、保存したりします。
   オフラインエディターの場合は、「保存」や「開く」という表示なのでいつもと同じですが、
   インターネットで作る場合は「ファイル▼」の中の「保存」や「開く」の表示が下のように
   変わっています。

    開く → 手元のコンピューターからアップロード 
    保存 → 手元のコンピューターにダウンロード 

② ステージ
プログラムを実行したときに表示されます。ゲームの画面の様な部分です。

③ 背景とキャラクターの選択や追加をする部分です。スクラッチではキャラクターではなく
   「スプライト」と言います。

④ ブロックパレット
上のタブで「スクリプト」「コスチューム」「音」を切り替えて使います。
  
  スクリプト   → いろんなプログラムがブロック状になっています。レゴみたいに、
              プロック状のプログラムを組み立てていきます。
              動き、イベント、見た目、制御、音、調べる、ペン、演算、データ、その他
              の10種類に分類されています。
  コスチューム → ペイントの様なもので、画像の作成や編集を行います。
  音        → 音を並べて音楽を作ることができます。

⑤ スクリプトエリア
中央の④の部分からプログラムをえらび、ドラック&ドロップで組み立てて行きます。


◆作成例

ホーム画面の右上のプログラムを作ると、こんな感じになります。


図1-7



右側のプログラムの解説です。

図1-8


「緑のはたがクリックされたとき」
 →画面の緑のはたをクリックしてプログラムをスタートさせます。

「オレンジの10回繰り返す」
 →コの字で囲まれた部分を10回繰り返します。
  つまり、コの字で囲まれた、
   「10歩動かす」
   「色の効果を25ずつ変える」
   「4のドラムを0.2拍鳴らす」
   「ようこそスクラッチへと2秒言う」
  の4つの動作を、10回繰り返すということです。